4.11 リモートコントロール中に管理者権限がなく、権限を昇格できない場合のSOS

前提条件:

1. 制御側と被制御側の両方が、クライアントの最新バージョンであるv1.3.2以上を使用する必要があります。

2. 制御クライアントにはSOSリモート権限が必要です。 

   
   

多くの企業では、オフィスコンピュータには管理者権限がありません。 しかし、ITリモート技術サポートにおいて、管理者タスクを行う際に、被制御コンピュータに管理者権限がないことは、リモート操作に影響を与えることがあります。

DeskIn法人向けのソリューション:

• SOSエンドポイントは管理者権限なしでの実行に対応します。

• 管理者権限を持つIT担当者は、リモートセッション中にSOSプログラムを一時的に管理者権限で実行するために昇格し、ソフトウェアのインストール/アンインストールなどの高度な操作を成功させることができます。

• リモートセッションが終了すると、昇格した権限は即座に取り消され、安全なリモートコントロールが保たれます。  

  
  

被制御側（SOSエンドポイント）

1. 制御クライアントからリンクを受信

2. 対応するインストール不要パッケージをダウンロード

3. SOSを起動するためにダブルクリック。管理者権限がない場合、ユーザーアカウント制御のポップアップで「いいえ」をクリックして開始します。ポップアップが表示されない場合は、システムトレイ（右下）にあるSOSアイコンを探してダブルクリックします。

4. 制御クライアント側のSOSサポートページに、8桁のコードを入力し、被制御側の同意を待ちます。

5. 被制御SOSエンドポイントが「同意」をクリックした後、タスクバーのポップアップウィンドウでシステム管理者権限を適用をクリック。

ポップアップウィンドウでシステム管理者アカウントとパスワードを入力（必要に応じてドメイン情報も入力します。ローカル管理者アカウントの場合、被制御エンドポイントのコンピュータ名を入力し、\administratorは入力しません）。

ヒント: 被制御エンドポイントのローカルアカウントを入力する際、バックスラッシュ（\\）は必要ありません。例えば、アカウントがadministratorの場合、\administratorと入力せず、単にadministratorと入力します。

その後、被制御側（SOSエンドポイント）はユーザーアカウント制御のポップアップを受け取ります。「はい」をクリックして確認してください。 

確認が完了すると、制御側は制御デスクトッププログラムを管理者権限で実行することができます。  

リモートコントロール操作は通常通りに進行します。アプリケーションや操作に管理者権限が必要な場合、制御側は必要に応じて管理者アカウントとパスワードを入力できます。

SOS権限昇格成功!

注意: 権限昇格確認アカウントとパスワード 

1. 被制御エンドポイントのローカルアカウントとパスワードを使用する場合、コンピュータ名全体を記載してください（administratorの前に\は必要ありません。単にadministratorと入力します）。

2. ドメインアカウントとパスワードを使用する場合は、ドメインサフィックスを含める必要があります。 

3. 被制御エンドポイントにUAC（ユーザーアカウント制御）が有効である場合、パスワードを入力した後、被制御エンドポイントは「はい」をクリックして確認する必要があります。UACが無効な場合、プロンプトが表示されない、または権限昇格に失敗する可能性があります。 

4. 昇格が成功した後にプログラムが黒くなり、ユーザー名とパスワードを入力できない場合は、プログラムを右クリックして「別のユーザーとして実行」を選択し、対応するアカウントとパスワードを入力します。